普段の生活では味わえない、非日常に満ちているホテルの内装。
ロビーや客室といったインテリアデザインはホテルの顔でもあり、雰囲気が良ければ新規顧客やリピーターの獲得につながります。
ホテルのような上質な空間を家でも味わえたら、毎日の暮らしがより豊かになりそうですよね。
今回は「ホテルの内装をおしゃれにしたい」「家でホテルライクなインテリアが楽しみたい」という方に向けて、実現するためのポイントや実例をご紹介します。
【家編】ホテルライクな内装を実現するポイント5つ
無駄なものが一切ない、清潔感あふれるホテルライクな内装。
憧れてはいるものの、具体的にどうすればいいか分からないという方も安心してください。
紹介する5つのポイントを実践すれば、ホテルのようなインテリアが完成しますよ。
部屋別に押さえておきたいポイントをまとめましたので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ベッドルーム:ベッドアイテムや間接照明を活用する
ホテルライクなベッドルームにするために、ベッドアイテムや間接照明を活用しましょう。
ホテルで宿泊する場合、1人向けの部屋でもセミダブルベッドが使われていることがほとんど。
自宅でホテルライクなベッドルームにするためには、広くて大きなサイズのベッドが欠かせません。
1人でも十分な広さのあるベッドを使えば、見た目はもちろんゆったり眠ることができますよ。
さらにいろんな大きさや色味のクッションや枕を置くと、空間の華やかなアクセントになります。
またおしゃれなホテルのベッド周りには、間接照明が設置されていることが多いです。
家のベッドルームに取り入れれば、一気にホテルらしい雰囲気が演出できますよ。
リビング:シンプルなソファやアートで高級感をプラス
リビングのソファを選ぶときは無地、もしくは極力柄が入ってないものを選びましょう。
ホテルのリビングにあるソファを見ると、無地といったシンプルなデザインのものが多いです。
シンプルなソファにはお部屋を広く、開放的に見せる効果があるためです。
リビングの壁には何も飾らないのもいいですが、ぱっと目を引く印象的なアートを複数枚ディスプレイすると、ホテルのような高級感が出ますよ。
サニタリー:隠す収納で清潔感を出す
化粧品や美容家電といった細々したものを収納するサニタリーは、乱雑な印象になりやすい場所。
隠す収納にすることで、見違えるほどすっきりとしたホテルライクな空間になります。
もともとある洗面台の収納に片づけるのもいいですし、新たにキャビネットを追加して収納スペースを広げるのもいいでしょう。
さらに白で統一したサニタリールームは清潔感が出やすいです。
収納棚やボックスなど収納アイテムを追加するときは、白を意識して選ぶのをおすすめします。
キッチン:ブラックのアクセントで生活感をなくす
キッチンにはシックなブラックのアクセントを取り入れましょう。
ブラックが差し色になった内装は、生活感がなく洗練されたイメージになります。
ただし、ブラックをメイン使いすると殺風景な印象になりやすいデメリットも。
黒をベースにした織物のテーブルセンターなど、手作りアイテムを使えばあたたかみがプラスできますよ。
玄関:ホワイトを基調にカラーレスなインテリアを意識
カラーレスなインテリアにすると、ホテルライクな玄関になります。
ホワイト×ブラックのモノトーンカラーなら、より簡単に洗練された玄関が演出できますよ。
玄関の壁や床に色味がある場合は、賃貸にも使える貼ってはがせるタイプの壁紙や床シートを使うといいでしょう。
全身鏡や棚といったインテリア用品のカラーもまとめると、より高級感が出て素敵です。
【ホテル編】内装デザインをおしゃれにするポイント5つ
ホテルの内装をおしゃれにするには、宿泊する客室にこだわる必要があります。
ホテルならではの上質な空間にするために、下記5つのポイントをしっかり押さえていきましょう。
非日常感を意識する
ホテルは利用する人によって、日常から離れられる癒しの場所です。
コンセプトがビジネスマン向けのホテルはアクセスの良さといった機能性が重視されますが、観光目的の場合は非日常感を演出するようにしてください。
非日常感を出すために、生活感をなくすことを意識しましょう。
枕から布団、ベッドまでオールホワイトなベッドルーム、重厚感のある広々としたソファ、ラグジュアリーなシャンデリアがあるダイニングなど。
ご自宅ではなかなか難しいインテリアを取り入れて、生活感レスな内装を目指してみてください。
清潔感のある内装デザインにする
清潔感のないホテルでは、快適なステイが楽しめず、おしゃれと思えませんよね。物理的なものだけでなく、内装デザインにも同じことが言えます。
物が多く乱雑な印象を与えるお部屋や、ホテルの嗜好が全面に出された個性的すぎるインテリアは、泊まる人が不快感を抱くかもしれません。
ホテルの内装はあくまでも宿泊する人のニーズに応えることが大切です。
たくさんの人に利用してもらうために、誰が見ても心地いいと感じる清潔感を保つようにしてください。
近くのホテルとの差別化を図る
ホテルの内装を考えるときは、近隣ホテルや競合ホテルとの差別化を図りましょう。
競合ホテルとの、立地や価格といった条件面での差別化は限界があります。
うまく集客につなげるためにも、おしゃれな内装デザインで宿泊客の印象に残るように工夫するのも大切。
客室のレイアウトは近隣ホテルを参考にし、配色やインテリア雑貨のデザインはホテル独自のものにするなど、オリジナルな要素を取り入れるようにしましょう。
客室を広く見せる家具を選ぶ
ホテルの内装をおしゃれだなと思わせるには、客室の開放感が大切。
圧迫感のあるお部屋は居心地が悪く、泊まる人のストレスになる可能性もあるのです。
ホテルの家具は大きいというイメージがありますが、無理に大きなアイテムを使う必要はありません。
コンパクトな客室であればロースタイルのテーブルやソファを使って、天井を高くお部屋を広く見せましょう。
アクリルといった透け感のある素材も圧迫感をなくす効果があります。
鏡は空間全体に奥行きを出してくれますよ。
床置きではなく壁に掛けられるタイプの鏡なら、スペースいらずで内装を広く、美しく見せることが可能です。
空間のアクセントになるアートパネルを飾る
アートはホテルの内装の素敵なアクセントになります。
絵画を飾るのもいいですが、おすすめはフレームのないアートパネル。
インテリアショップや雑貨店といったカジュアルな店舗でも販売されており、絵画よりも敷居が低く気軽に購入できます。
ただし、飾りすぎるとまとまりのない印象になるため注意が必要です。
部屋全体のバランスを見て、スペースに合ったサイズ感のものを数点飾るようにしてくださいね。
さらに日本の伝統工芸品のひとつである織物のアートパネルなら、ひとつひとつ手作りされており、空間に奥深さを出すことができますよ。
【家編】ホテルライクな内装実例3選
ホテルライクな内装を実現するために、たくさんの実例を目で見て学びましょう。
一人暮らしから家族暮らしまで、それぞれの住まいにぴったりな内装実例をご用意しました。
おしゃれなものはもちろん、かわいい雰囲気の空間まで幅広く、好みのインテリアデザインがきっと見つかりますよ。
ダークブラウンとブラックが落ち着きのある内装
出典:REISMSTYLE
重厚感のある黒の石タオルが落ち着きと高級感を出しています。
窓際は小上がりのような造りで、寝室と憩いの場所の仕切り役になっていますね。
ベッドフレームや椅子、テーブルといった家具はダークブラウンがメイン。一人暮らしのワンルームに取り入れたいアイデアです。
清潔感あふれる明るいホワイトの内装
出典:FLYMEe
白壁が活きる清潔感あふれる内装です。
大きく肉厚なソファがホテルライクな雰囲気たっぷり。流木を脚に使ったガラステーブルが、自然素材の美しさを伝えています。
モダンさ際立つインテリアは都会的な暮らしに憧れる家族にうってつけです。
ブルーの差し色がかわいいリゾート風の内装
出典:aflat
ライトブルーとターコイズブルーのアクセントがかわいい内装実例です。
大ぶりのフラワーデザインが主役級の存在感を放っています。
同系色の壁面アートもおしゃれな統一感を出していますね。
テーブルやソファ、ベッドフレームでダークブラウンを取り入れると、リゾートライクなインテリアが完成。ワンルームのお部屋にいかがでしょうか。
【ホテル編】ホテルのおしゃれな内装実例3選
前途した通り、ホテルの内装は非日常感を出すことが大切です。
ご自宅ではなかなか実現が難しい、ホテルならではのおしゃれな内装実例をご紹介します。
グレー使いが都会的でモダンなホテルの内装
濃淡異なるグレー使いが都会的なホテルの内装です。
ベッドフレームのキルティング風の背面がお部屋のアクセントに。
キングサイズのような広さのベッドはホテルだからこそ実現できます。
照明やサイドテーブルをシンメトリーに配置して、安定感や誠実さ、調和のとれた美しさが感じられます。
女性をターゲットにしたホテルにおすすめです。
ホワイトとブラウンがナチュラルかわいいホテルの内装
レンガ壁からローススタイルのソファまで、白をふんだんに使ったホテルの内装です。
天井や柱に木を取り入れることで、ナチュラルかわいい雰囲気に仕上がっています。
ブラック系のラグを使うと、やわらかい印象のお部屋の引き締め役に。
エッジの効いた電球モチーフのペンダントライトも素敵です。
大人のカップルをターゲットにしたホテルにいかがでしょうか。
抹茶色で渋みのある大人なホテルの内装
華やかさの中に渋みがある抹茶色は、老若男女問わず親しまれるカラーです。
壁面に抹茶色をプラスすると、品の中にどこか懐かしさが感じられる仕上がりになります。
明るいベージュをベースカラーにすれば、空間全体が明るい和モダンなイメージに。
ロースタイルのベッドで開放的な寝室になっていますね。
日本の伝統と現代的な要素を演出したいときにうってつけです。
【家編】ホテルライクな内装を実現するおしゃれアイテム3つ
ホテルライクな内装にはインテリアアイテムが欠かせません。
インテリアアイテムにはさまざまなものがありますが、まずは3つに着目し、空間のアクセントにしてください。
ラグジュアリーな雰囲気作りができるラグ
ラグを一枚敷くだけで厚みが増し、空間にメリハリをつけることができます。
ウール素材や消臭、防臭効果がある高級なラグなら、長く愛用することが可能。
敷いたときにラグジュアリー感が出るため、ワンランク上のホテルライクな内装になります。
ホテルライクなベッドルームになるクッション
ホテルのベッドには複数のクッションが置かれていますよね。家のベッドにもそのアイデアを取り入れましょう。
いろんなクッションを組み合わせることで、内装に立体感が出て、華やかなベッド周りになります。
寝るときに使う枕だけでなく、正方形や長方形といった幅広いサイズやデザインの枕を取り入れましょう。
華やかな演出にマストな龍村美術織物のテーブルセンター
テーブルの真ん中にさらっと置くだけで、ぐっとおしゃれな雰囲気になるテーブルセンター。
春はパステルカラー、秋はくすみカラーなど、選ぶ色味やデザインによって気軽に季節感を取り入れられるのも魅力です。
おすすめは老舗織物メーカーの龍村美術織物によるテーブルセンター。
職人の手結びによって生み出されるテーブルセンターは、一枚一枚風合いが異なり、お部屋に格式と深みを与えてくれますよ。
【ホテル編】おしゃれなホテルの内装にするおすすめアイテム3つ
今あるホテルの内装をおしゃれにアップデートするなら、壁紙・鏡・アートの3つを取り入れると雰囲気がぐっと変わります。
それぞれのアイテムが放つ魅力について詳しく解説していきます。
工夫を凝らしたホテルの内装になる壁紙
壁自体を変えるとなると施工費がかかってしまいますよね。
壁紙なら壁をリフォームするより低コストでセンスアップさせられます。
最近ではさまざまなカラーやデザインが展開されているため、ホテルの内装に合う壁紙がきっと見つかりますよ。
他のホテルより工夫を凝らしたホテルにしたいなら、デザイン性の高い壁紙を選ぶのがおすすめ。
一面の壁紙を変えるだけでも、特徴的なデザインによるラグジュアリー感が演出できます。
広々とした開放的な空間に見せる鏡
家の内装に鏡を取り入れると、お部屋にあるものを反射してくれるので、広々とした開放的な空間に見せてくれます。
また光も反射するため、暗さが気になる場所に置くと、明るくすることができますよ。
姿見として使えるスタンドミラーもいいですが、おすすめは壁にディスプレイできるウォールミラー。
床のスペースいらずで飾れますし、宙に浮かせることでホテルの掃除も楽になります。
ワンランク上の非日常空間には龍村美術織物のアートパネル
インテリアとして人気の高いアートパネルは、ホテルの内装の格上げにも大活躍。
龍村美術織物によるアートパネルは、古き良き日本の伝統の中にモダンさが融合したおしゃれなデザインです。
和室にはもちろん洋室にもぴったり合いますよ。
オーダー品のため、希望に沿ったサイズや生地の柄などを選べるのが魅力。
唯一無二のアートパネルをホテルに飾れば、利用する人の思い出にもなるでしょう。
ホテルの内装をおしゃれにして極上のくつろぎを
ホテルの内装がおしゃれになれば、新規客やリピーターの獲得につながります。
また、家もホテルライクな空間になれば毎日特別感が楽しめて、暮らしがより豊かになりますよ。
いろんなホテルの内装実例を見て、ホテルのコンセプトやご自身の好みに合ったものを発見し、極上のくつろぎが体感できる空間にアップデートしてくださいね。