「会議室が無機質で味気ない…。」
「会議室にふさわしいインテリアって何?」
「機能性もあるおしゃれな会議室にしたい。」
会議室インテリアを探している方の中には、どのように選べばいいかわからず困っている人も多いのではありませんか?
社外の人を招くこともあるので、自宅インテリアのように自由に選ぶわけにもいきませんよね。
そこでこの記事では、色使い・テイスト・使用目的という3つの視点から会議室インテリアを紹介します。
人に与える印象や会議への影響なども解説しているので、会議室インテリア選びの参考になるでしょう。
会議室インテリアの選び方①色使い
部屋に入ってすぐに印象的なのが「色」です。
色にはそれぞれの特性があり、人の心理にも大きな影響を与えます。
会議室のテーマカラーを明確にして、スムーズなビジネスを実現させましょう。
清潔感や安心感をもたらす白色
業界にもよりますが、多くの会議室はメインカラーに白を取り入れています。
どんな色にも染まる白は純真無垢・真面目さ・誠実さを表すので、誠実さや信頼が求められるビジネスシーンによく使われているのです。
また、白は光をほぼ100%反射し、明るく清潔な印象を与えます。
インテリアの色に迷っている方は、まずは白色から取り入れてみると間違いないでしょう。
どんな色とも合いやすく使い勝手が良いので、後から色を足すことも簡単です。
重厚でモダンな印象の黒色
どんな色にも染まらないのが黒色です。
重厚感や高級感を与え、会議室をモダンな空間にしてくれます。
重い印象を感じさせる色なので、広い会議室に壁一面などに取り入れると、重厚で高級な印象を演出してくれるでしょう。
しかし、狭い会議室に多く取り入れると圧迫感が出てしまうので、ポイントとして使うのがおすすめです。
黒色はアクセントとして空間を引き締めるのにも適した色なのです。
熱意や活力を与える赤系色
赤系色とは、赤色・朱色・ワインレッド・ピンクなどの色を指します。
熱意や活力を与える興奮作用があり、神経を高ぶらせるので会話が弾む色といえるでしょう。活発に意見を交わしたい会議で取り入れたい色ですね。
また、食欲をそそる色でもあるのでランチョンミーティングにも向いていますし、あたたかみのある色なので寒い季節や地域で取り入れると体感温度があがります。
部屋全体を赤系色で統一するのもよいですが、会議の雰囲気など必要に応じて、小物で赤を取り入れるといった方法もおすすめです。
冷静で落ち着かせる青系色
青系色とは、青色・水色・紺色・群青色などの色を指します。
鎮静作用のある青系色は、冷静さと落ち着きをもたらしてくれます。
集中力を高めてくれるので、会議がスムーズに進められるでしょう。
また、時間の経過が遅く感じられる効果があり、青系色の空間では1時間を40分程度に感じられるとされています。
会議室インテリアの選び方②テイスト
会議室は会社の雰囲気を伝える絶好の場です。
社外からの人を入れる会議室なら、あなたの会社のブランドイメージやセンスをアピールしましょう。
お客様との会話のきっかけとなったり、クライアントをリラックスさせたりと、ビジネスにも良い効果をもたらしてくれるかもしれません。
万人受けするシンプルテイスト
会議室の定番カラーである、白色・グレー・黒色などで統一するシンプルテイスト。
一般的なオフィス用品も、これらの色が多いですよね。
また、色だけでなく、インテリアの数も必要な数だけに留めておくと、スッキリした印象を与え好ましいシンプルテイストとなります。
ベーシックなだけに、どんな人にも受け入れられやすいでしょう。
赤系色や青系色、その他の色でも彩度を落とした色ならば馴染みやすいです。
会議室がひとつしかない場合やさまざまな人が訪れる会議室の場合は、シンプルテイストで仕上げれば間違いありません。
高級感のある重厚テイスト
濃い色の木目や、黒・ベージュ・グレーなどで仕上げる重厚テイスト。
フォーマル感があり、品格の高さや高級感を感じさせるテイストです。
簡易的な構造のイスではなく、ゆったりと座れて背もたれが頭まであるものや、革やファブリック素材のものだと、座る人の気分にも高級感を与えます。
広々とした大きなテーブルも重厚テイストによく合うでしょう。
上層部の会議や大きな商談に使う会議室におすすめです。
心を和ませるナチュラルテイスト
木目のテーブルや観葉植物を配置したナチュラルテイスト。
全体的に茶色・緑色・くすんだ青色など、自然界に存在する色いわゆる”アースカラー”で統一すれば、自然と心が和みます。
植物や花を置くのも効果的です。植物には、リラックス効果や室内の空気をきれいにしてくれる効果があります。フレッシュな空間でリラックスして会議を進められます。
また、植物の自然な緑色は目の疲れを緩和してくれる効果も。
テーブルの上に小さな植物を置いておくだけでも、リラックス効果が期待できますよ。
クライアントやお客様との初めての会議などでは、緊張をほぐしてくれる会議室インテリアだと安心ですね。
人を魅了するおしゃれテイスト
おしゃれな空間には誰もが惹きつけられます。
会議室も例外ではありません。
ファッションやデザイン業界などセンスが求められる会社は、おしゃれな会議室にこだわるのもよいでしょう。
上の写真では、ペンダントライトやダウンライトによって、まるで隠れ家カフェのような雰囲気の会議室になっていますね。
ターゲットとしている客層が好みそうなおしゃれを演出するとブランディングにもなるでしょう。
会話を弾ませる遊び心テイスト
一風変わった会議室も、会話を弾ませたり印象付けたりするのに役立ちます。
例えば、建築設計業界やリフォーム業界など住宅を扱う会社ならば、写真のような家をイメージした会議室などがぴったりですね。
ブランディングにもなりますし、何より強烈な印象を与えるのでクライアントやお客様の記憶に残るのがメリットです。
会議室インテリアの選び方③使用目的
会議室の使用目的によって、インテリアを選ぶ方法もあります。
会議室は、スタンダードタイプ・セミナールームタイプ・カンファレンスルームタイプのおおむね3種類に分類されます。
タイプ | 使用目的 | 利用者 |
スタンダード | 会議・打ち合わせ・ブレインストーミング | 社内 |
セミナールーム | 社員研修・プレゼンテーション・セミナー | 社内・社外 |
カンファレンスルーム | カンファレンス・展示会・商談会 | 社内・社外 |
それぞれの使用シーンや利用者に適切なインテリアを選び、より会議やカンファレンスがスムーズに進められる空間にしましょう。
ブレインストーミングには議論がしやすい円形テーブル
ロの字テーブルやコの字テーブルほどの堅苦しさがなく、活発な意見交換ができます。
死角がなく、ほどよい距離を保てるので、お互いの顔を見ながら発言しやすいのも特徴です。
丸いテーブルを使用するものよいですが、いくつかの長机を円形や三角に配置し使用することでも同じ効果が得られます。
セミナーには移動しやすいキャスター付きのイスとテーブル
セミナーには、キャスター付きのイスとテーブルがおすすめです。
移動しやすいので、人数に合わせて数を調整するのが簡単にできます。
セミナーの種類によっては、参加者同士のディベートやグループワークが含まれることもあるでしょう。
そのような場合にも、自在にレイアウトを変更できるキャスター付きは便利です。
来客対応には重厚感のある濃い木目の壁紙
社外の重役に対応する場合は、濃い木目の壁紙の会議室を使用すると良いでしょう。
重厚感・高級感・フォーマル感といった印象を与え、落ち着いて真剣に会議を進められます。
壁紙を替えることが難しい場合は、テーブルやイス、ブラインドやカーテンなど面積が大きいインテリアの色を濃い木目や茶色に替えるだけでも構いません。
会議には頭が冴える昼光色の照明
昼光色とは、青みがかった光のこと。
部屋全体をはっきりと見せ、文字や画面を見やすくする効果があります。
また、脳を活性化させるともいわれ、物事に集中して取り組みやすくなるでしょう。
人の話を聞いて考えながら発言する会議では、かなり頭を使いますよね。
昼光色は会議室にふさわしい照明の色といえるでしょう。
もっとおしゃれに!会議室にプラスしたいおすすめインテリア
「会議室にもう少しアクセントが欲しい。」
「インテリアの買い替えは難しいから、何か追加しておしゃれにしたい。」
このような場合におすすめのインテリアを、龍村美術織物から紹介します。
120年以上の技術力を誇り、美術織物という新しいジャンルを確立した龍村美術織物の製品は、ワンランク上の会議室してくれるでしょう。
アートパネル
アートパネルとは、素地を活かしたフレームのないアートのこと。
無機質になりがちな会議室に温かみのある布地のアートパネルを飾って、おしゃれなアクセントにしましょう。
龍村美術織物のアートパネルは、好みのサイズや生地をカスタマイズできるので、気になる方はぜひお問い合わせください。
花瓶敷
会議室に壺や甕などの調度品を置いていたり、花瓶に花を飾っていたりする場合は、ぜひ花瓶敷を使ってみてください。
調度品や花の魅力をさらに引き出してくれますよ。
花瓶敷には20㎝×30㎝と20㎝×50㎝のサイズがあるので、上に置く物より十分に大きいものを選びましょう。
テーブルランナー
出典:龍村美術織物
長いテーブルの中央にテーブルランナ―を敷くと、圧倒的な存在感のあるおしゃれな会議室になります。
会議中も常に視界に入るので、上品な落ち着いた色柄がよいでしょう。
高級感や重厚感を出したいときにプラスしたいインテリアです。
まとめ:こだわりのインテリアで快適&おしゃれな会議室へ
この記事では、会議室インテリアの3つの視点を紹介しました。
- 色使い
- テイスト
- 使用目的
3つすべてにこだわる必要はありません。
色だけにこだわってみたり、使用目的に特化した会議室にしたり…、どれか1つでもいいので会議室インテリア選びの指針にしてみてください。