現代的なオシャレと趣ある和の雰囲気をあわせもつのが、帯地の和モダンバッグ。
帯地の和モダンバッグには、ハンドバッグやクラッチバッグ、ショルダーバッグなどさまざまな種類があります。
そのため、「帯地バッグと合うシチュエーションが知りたい。」
「帯地のショルダーバッグでオシャレを楽しむには?」
など、和モダンバッグを選び方や、オシャレに使いこなせる方法に悩んでしまう人もいるかもしれませんね。
そこで、今回は帯地のリメイクバッグの魅力やシチュエーション別おすすめ和モダンバッグを紹介していきます。
帯地のリメイクショルダーバッグが人気の理由
多くの人から親しまれている帯地リメイクバッグですが、中でもショルダーバッグの形が人気。
人気の理由は、何と言っても帯地リメイクショルダーバッグに人を惹きつける魅力があるから。
それでは、帯地リメイクショルダーバッグの魅力や、人気の理由についてみていきましょう。
帯地のリメイクバッグは粋で格好いい
「粋で格好いい装いは?」と聞かれたら、大正ロマンのような和洋折衷の装いを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
明治から大正にかけて、それまでの日本文化の和と西洋文化が取り入れられ、着物姿にブーツやハットを合わせるような装いに変化していきました。
そして、現在でも和洋折衷の装いが華麗でオシャレなコーディネートとして引き継がれているのです。
とくに、洋装に帯地のリメイクバッグを合わせるというスタイルは、取り入れやすいコーディネートとして根強い人気があります。
そのため、帯地のリメイクバッグを上手にコーディネートしている人を見ると、「素敵だな」と感じ、「自分でも粋で格好いいスタイルをしたい」と思うのでしょうね。
帯の柄によって季節感を楽しめる
帯の柄は、季節にちなんだデザインが多くあります。
- 春:桜や菜の花、牡丹
- 夏:紫陽花や朝顔、なでしこ
- 秋:菊や銀杏、紅葉
- 冬:梅や椿、水仙
桜や紫陽花など季節のデザインが入っている帯地リメイクバッグを選べば、四季折々の風情を楽しむことができるのです。
また、帯の柄には季節のほか、
- 正倉院宝物や楽器をモチーフにした柄:連珠文や花喰鳥、獅子文など
- 吉祥柄(おめでたいという意味がある):松竹梅や亀甲模様、市松模様など
のデザインもあります。
「季節感を楽しみたい」「今日は、なんだかワクワクするから」など、季節感やその日の気分を帯地リメイクバッグで表現し楽しむことができます。
どんなスタイルともコーディネートしやすい
カジュアルやかわいらしい装いなど、さまざなスタイルとコーディネートしやすいのが、帯地のリメイクバッグの特徴です。
帯地をリメイクしたショルダーバッグひとつ見ても、巾着袋タイプやトートバッグ、クラッチバッグタイプなどさまざまありますよね。
また、同じ帯地のリメイクバッグでも金や銀の糸で刺繍が施された上品な柄や大胆な柄、繊細な色彩の柄などがあり、帯の柄が変わればバッグの雰囲気も変わります。
そのため、
- カジュアルなスタイルには彩り豊かで大胆な柄のショルダーバッグ
- パンツスーツやタイトスカートにパンプスといったスタイリッシュなスタイルにはクラッチバッグのような上品で格好いいバッグ
というように、様々なスタイルにも合わせることができるのです。
また、ほとんどの帯地リメイクバッグは、細やかなデザインと鮮やかな色使いをしています。
バッグに使われている色と同じ色味のスタイルをすれば、トータルコーディネートで違和感なく着こなせるはずです。
反対に、シンプルなスタイルをする際には、配色豊かな帯地バッグが差し色となり、ワンランクアップしたコーディネートができるでしょう。
シチュエーション別おすすめ帯地リメイクバッグを紹介!
シチュエーションというと、おおよそ
- 格式高いフォーマルな場に行く状況
- フォーマルな場程格が高くないけど、キチンとした身なりをしていった方が良い状況
- 自分らしい装いでOKな状況
に分けられるのではないでしょうか。
それぞれのシチュエーションに合う帯地リメイクバッグを魅力と共に紹介します。
フォーマルな装いに小ぶりで華やかな和装クラッチバッグ
格式ある式典や結婚式、披露宴、高級レストランでの食事などの際に着用するのが、フォーマルな装いです。
フォーマルな装いといえば、品の良いドレスやワンピース、パンツスタイルをイメージする人が多いのではないでしょうか。格調高くシックな装いには、和装クラッチバッグがおすすめです。
和装クラッチバッグは、金銀糸で刺繍が施されていたり、美しいビーズがあしらわれていたりして、ゴージャスで華やか。
また、柔らかな素材で作られたクラッチバッグよりもカチッとした素材で作られたクラッチバッグの方が高級感を出すことができます。
フォーマルな装いで格式ある場にお出かけの際には、小ぶりで華やかな和装クラッチバッグを持っていくと、しとやかさやエレガントさを出せるはずです。
デートや参観会に行くなら帯地ミニボストン
ミニボストンバッグは、ボストンバッグを小さくしたバッグです。
ミニボストンは、
- 上部に付いたファスナーが大きく開くので、荷物の出し入れしやすい
- 中身の確認がしやすい
- 収納力に優れているので、見た目以上に荷物を入れられる
- コロンと丸みを帯びたフォルムが可愛い
などの理由から、女性に人気。
さらに、ミニボストンの柄が帯地になることによって、落ち着いた場にもカジュアルな場に対応できる使い勝手の良いバッグとなります。
そのため、よそ行きの雰囲気を出したいデートのときや、フォーマルほどではないけれども、キチンとした身なりで出席したい参観会のようなシチュエーションに合いやすくなるのです。
普段使いしやすいショルダータイプの和モダン帯地バッグ
ショルダーバッグは、女性にとって最も使うことが多いバッグではないでしょうか。
革素材で作られたショルダーバッグが主流ですが、帯地ショルダーバッグも風情があり好まれています。
シンプルなデザインのスタイルに、大柄の帯地バッグを合わせれば、アクセントになります。
反対に、色鮮やかな装いに、淡い単色の帯地バッグを合わせれば、落ち着いた雰囲気をもたらしてくれます。
このように、ショルダータイプの帯地リメイクバッグは、どのようなスタイルにしても合わせることができます。
そのため、シチュエーションにこだわらず、普段使いしやすいのがショルダータイプの和モダン帯地バッグといえるでしょう。
帯リメイクで自分好みのショルダーバッグを作る際のポイント
帯をリメイクして、ショルダーバッグ作る際のポイントとしては、
- 帯幅を利用すると作りやすい
- 持ち手をバッグ用チェーンにすれば優雅な仕上がり
- バッグのフォルムに丸みを付けるとより本格的
ということがあげられます。
それでは、詳しくみていきましょう。
帯幅を利用すると作りやすい
帯でリメイクショルダーバッグを作る際、帯幅を利用すると作りやすいです。
バッグの縦か横のどちらかを帯幅にすれば、帯の端の部分は断裁しなくてすみます。
また、帯の端は縫われているので、端の部分をバッグの口にすれば、縫う工程も減らせます。
せっかく、オリジナルのリメイクショルダーバッグを作るのに、工程数が多く難しい作り方だと、作りにくかったり途中でやめたくなったりするかもしれません。
よって、帯幅を利用するなど工夫して、帯地ショルダーバッグを作っていきましょう。
持ち手をバッグ用チェーンにすれば優雅な仕上がり
帯地リメイクバッグの持ち手を、バッグ用チェーンにすると優雅でゴージャスな仕上がりになります。
帯地リメイクバッグの持ち手というと、バッグ本体と同じ帯地で作ったものや市販の鞄テープなどを使用して作ったものが多くあります。
リメイクバッグと同じ帯地で作られた持ち手や鞄テープで作られた持ち手のバッグは、ややカジュアルな印象です。
また、持ち手をバッグ用チェーンにすると、上品で美しい印象に。イメージとしては、フォーマルな場にいる人たちが持つパーティバッグの持ち手です。
付ける持ち手種類よって、優雅にもカジュアルにもすることができます。
バッグのフォルムに丸みを付けるとより本格的
ついつい手にしたくなるバッグといえば、コロンと丸みを帯びたバッグではないでしょうか。
お店にあるミニボストンや巾着袋、がま口バッグにハンドバッグなど、丸みを帯びたフォルムが、かわいらしくて気になってしまいますよね。
お店のような本格的なバッグを目指すなら、自分で作る帯地リメイクバッグのフォルムに丸みを付けてみると良いでしょう。
実際のところ、丸みが付くように帯を断裁したり縫ったりするのは、大変な作業かもしれません。
丸みを付けるところは、ゆっくりと時間をかければ、自分好みに近いコロンとしたかわいらしいバッグに仕上がるでしょう。
特別な日や日常的に使いたい和モダンな帯地バッグ
「自分で帯をリメイクして作ったバッグも愛着があるけど、本格的な帯地バッグも気になる!」
という人のために、華やかな見た目が特徴のバッグ、収納力に優れているバッグなどを紹介します。
特別な日だけでなく、いつも使いたくなるような魅力あふれるバッグをご覧ください。
格式高いパーティバッグ
結婚式などフォーマルな場にふさわしい小ぶりなバッグがパーティバッグです。
シルク地やサテン、レースなどで作られた上品なバッグは、バッグを持っている女性をさらに美しく引き立ててくれるはずです。
最近では、コンパクトな形状でありながら、携帯や小物などの女性の必需品が入る程の収納力があるバッグも多くあります。
フォーマルな場だけでなく、記念日やお食事会などにも持って行きたくなるアイテムです。
お呼ばれなどにおすすめビーズバッグ
出典:龍村美術織物
昭和の時代に流行った色鮮やかなビーズバッグ。
和製ビーズで描かれた植物や蝶、細やかな模様は、色鮮やかでとても繊細です。
和製ビーズは作り手が減っていることから、貴重なアイテムとなっています。
そんな貴重なビーズバッグだからこそ、お呼ばれの席などに持って行きたいですよね。
昭和のレトロ感と色鮮やかで繊細な模様が、多くの人を魅了することでしょう。
龍村美術織物のビーズバッグは、稀少となった日本の和製ガラスビーズをふんだんに使って作られたバッグ。
円文白虎錦(えんもんびゃっこにしき)や葡萄唐草文(ぶどうからくさもん)など、伝統あるデザインが施されたバッグを販売しています。
お稽古などに出かけるときには東袋
東袋は、風呂敷や手ぬぐいを西洋のバッグに似せて作ったことが始まりだとされています。
風呂敷のように多くの荷物をしまえる上に、バッグの形をしているので風呂敷よりも扱いやすいのが特徴です。
風呂敷や手ぬぐいにちなんだ和風柄が多いというのもオシャレポイントといえるでしょう。
お稽古などや買い物などで、荷物が多いときに重宝します。また、荷物を入れないときは、たたんでししまえるのでサブバッグのようにつかえて便利です。
センスが光るドレープミニボストン
出典:龍村美術織物
龍村美術織物は、耐久性の高いレザーとレーヨンで作られたドレープミニボストンを販売中。
コロンとしたフォルムがかわいらしいミニボストンは収納部が広いので、必要なものをたっぷり入れることができます。
また、開口部が大きいので、荷物の出し入れがしやすいのも嬉しいポイントです。
和モダンなデザインながら、アジアンテイストな印象も与えるドレープバッグ、シチュエーションを選ばないので普段使いしやすいと人気です。
まとめ:オシャレを楽しみたいならコーディネートしやすい帯地リメイクバッグ!
帯地リメイクバッグは、帯の柄やバッグの種類を変えることで
- 季節感を出したい
- フォーマルな場だけでなく普段使いがしたい
- 今日の装いのアクセントに使いたい
といった要望を叶えることができます。
帯地リメイクバッグは、コーディネートにも合わせやすい特徴です。そのため、当日の予定やや装いに合わせてオシャレを楽しんでくださいね。