オフィスの居心地の良さやおしゃれなインテリアは、社員の意欲向上や作業効率アップにとても重要な要素。
和モダンは従来のオフィスとは一味違った、日本古来の和のテイストを取り入れたおしゃれなインテリアとして注目されています。
この記事では、オフィスに和モダンを取り入れる魅力、インテリアを考える際の注意点を解説します。
オフィスを和モダンにして、来客からの評価を上げたい、社員の士気を高めたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
和モダンオフィスの魅力
近年、インテリアに和モダンを取り入れるオフィスが増加傾向にあります。
和モダンはオフィスに凛とした雰囲気を演出しつつも、落ち着きや居心地の良さもあるテイストです。
オフィスに和モダンを取り入れるメリットとして、期待できる変化と魅力を紹介しますね。
和モダンオフィスはリラックスできる空間で作業効率アップ
和モダンオフィスは、上品でリラックスできる雰囲気が魅力です。
心からリラックスできる環境で休息をとることができれば、社員全体の作業効率アップが見込めます。
一般的なオフィスは金属質なオフィス家具を基調としたインテリアで、どこか冷たく無機質な印象を持たれがち。
和モダンは木製家具や和風雑貨を取り入れており、昔ながらの和風住居のような親しみやすい雰囲気があります。
和モダンオフィスは社員のインスピレーションが向上
和モダンなインテリアは一般的な無機質なオフィスにくらべ、自由度が高いのが特徴。
椅子やテーブルの背が低く、天井まで広い空間がある和モダンは開放感があります。
物が多く圧迫感のあるインテリアのオフィスは、窮屈で自由な発想が生まれにくいもの。
そのため、和モダンオフィスは社員のアイデア力やインスピレーションを高めます。
和風ならではの個性ある小物や屏風、障子などが並ぶ空間は、心を落ち着けると同時にクリエイティブな感覚を養います。
そしてリラックスできる空間は、社員同士のコミュニケーションも穏やかで円滑になる効果も期待できるのです。
社員1人1人のインスピレーションだけでなく、円滑なコミュニケーションから生まれるアイデアが期待できるでしょう。
親しみやすい和モダンなインテリアは来客に好印象
和モダンの温かみがあるインテリアは、オフィスの来客にも好印象を与えられます。
オフィス家具が並ぶ一般的なインテリアは、無機質で無個性になりがち。
オフィスに和風の小物を置いたり、モダンテイストの和風家具やレトロ家具を置いたりすることで、親しみやすさが生まれます。
個性的なオフィスは来客の印象に残りやすく、その後の集客向上が期待できます。
そしておしゃれで洗練された和モダン空間は、来客に好まれやすいところもメリット。
また、海外からの来客に対しても、日本ならではの和のテイストを取り入れたオフィスはインパクトを与えられます。
和モダンオフィスのインテリア例
和モダンオフィスのインテリア実例を紹介します。
おしゃれで社員の作業効率アップにつながるような、過ごしやすい和モダン空間を目指しましょう。
すだれの仕切りで開放感を演出した和モダンオフィス
壁にすだれの仕切りを取り入れた、開放感ある和モダン空間です。
壁で全体を覆っているよりも隣の部屋が透けて見える状態は、広々とした印象になります。
仕切りの壁自体も和モダンに欠かせない、木の素材を使用。
高さがある仕切りですが、温かみのある木材を使っていることで圧迫感がありません。
また、並べている椅子も背が低く、天井までの空間にしっかりとゆとりが生まれています。
開放的な空間は心を落ち着けて、周囲とのコミュニケーションがとりやすいでしょう。
個性的な木製家具を取り入れた和モダンオフィス
個性的な木製家具を取り入れたおしゃれな和モダンオフィスです。
毎日使用するテーブルや椅子などのオフィス家具は、使いやすさや機能性が重視されがちです。
個性的でおしゃれなデザインを取り入れた家具を活用して、社員のモチベーションを高めましょう。
あえて家具と壁の色を統一すると、個性的な家具を並べても不自然に目立つことがありません。
おしゃれでありながら、図書館や美術館のように社員の集中力を高められる空間を演出できます。
異素材家具を置いたフリーアドレス和モダンオフィス
和モダンらしいインテリアとしておすすめしたいのが、異素材家具を並べるスタイルです。
1人掛けソファや木製チェアなど、複数の家具をあえて組み合わせた空間は、個性的で自由度が高い和モダンの魅力を活かすことができます。
近年はフリーアドレスを取り入れたオフィスも増えてきました。
フリーアドレスとは社員1人1人に特定の席を作らず、好きなところに座って仕事ができるスタイルのこと。
いつも同じ席、景色では業務のマンネリ化が進み、アイデア力もなかなか高まりません。
さまざまな種類の椅子や家具を置いたオフィスは、社員の気分転換に。
加えて、新しいアイデアやひらめきをもたらす効果も期待できるのです。
そして遊び心あふれる開放的な空間は、社員同士のコミュニケーションが自然と増えるメリットも。
和モダンインテリアを取り入れることで、会社全体の雰囲気も活発で明るいものに変化します。
和モダンオフィスを作る3つのコツ
今あるオフィスをおしゃれな和モダンにするのなら、和風雑貨やアンティーク家具を取り入れましょう。
和モダンインテリアを作るうえで押さえておきたい、インテリアのポイントを3つ紹介します。
花瓶・屏風などの和モダンアイテムを飾る
高級感ある和モダンオフィスを作るなら、広さを活かした大型の和風家具や雑貨を置いてみましょう。
たとえば上品な一輪挿しの花瓶は、落ち着いた和モダンの空間にさり気ないアクセントになります。
ほかにも存在感ある大きな屏風は、1つ置くだけでオフィスに個性と高級感をプラスできるインテリア。
また、屏風はパーテーションとしても活躍するため、応接室や休憩室などのプライベートなエリアとの仕切りにもおすすめです。
木のぬくもりを感じるオフィス家具で和モダンを演出する
木のぬくもりを感じるオフィスは家で過ごすような深い安らぎを得られます。
緊張感を高めずに、心からリラックスして過ごせる空間は社員からも愛されるオフィスになります。
和モダンインテリアには、木の風合いそのものを活かした日本の伝統家具を置きましょう。
耐久性に優れており、洗練されたデザインの家具は流行に左右されず、長期間にわたって愛用できます。
何十年にも渡って使い続けられる趣き深い木製家具は、和モダンの高級感を引き上げてくれます。
低めのテーブルや椅子で開放感を出す
テーブルや椅子は背が低いものを選ぶことで、和モダンのインテリアに合う空間を演出できます。
くつろいで過ごすには、空間を意識してしっかりと間を開けることが大切。
背もたれが低い椅子や、シンプルで上質な木製テーブルはモダンでありながら、日本の伝統美を活かした開放感ある空間になります。
和モダンオフィスにおすすめのインテリアアイテム3選
参考:龍村美術織物
和モダンのオフィスインテリアにおすすめしたいアイテムを3つ厳選しました。
オフィスの広いスペースを活かした、大胆なインテリアから簡単に取り入れられる定番のアイテムをご紹介します。
和モダンアイテム①屏風
屏風はオフィスに高級感をプラスするうえ、パーテーションや間仕切りとして活躍する機能的なインテリアです。
オフィスのパーテーションは機能性重視でシンプルだからこそ、インテリアとしてはそこまで目立ちません。
特に高さがあるパーテーションは圧迫感が生まれ、オフィスを狭く感じさせる原因になることもあります。
屏風の鮮やかな模様や絵画は、空間そのものを明るく演出します。
金屏風の存在感と高級感は、和モダン空間の主役級になるアイテムです。
さらに折り畳みが簡単。
好きな長さに調整できるため、収納スペースが少なくて済むメリットもあります。
和モダンアイテム②和紙を使った照明器具
和紙は和風テイストを演出できる日本ならではの素材です。
おすすめしたいのは和紙で作る提灯や、灯篭などの伝統的な和風照明です。
日本古来の伝統的な照明は、おしゃれで珍しいオフィスインテリアとして、和モダン空間を演出します。
最近では、ろうそくの火のゆらぎを再現したLED照明を使った、和風の照明器具も増えてきました。
実際に火を灯さないため安全性が高く、長期間にわたって使い続けられるところがメリットです。
また、ゆらゆらと動くろうそくの火の動きは、心を落ち着けて癒しをもたらす効果も。
特に休憩室や待合室など落ち着いたインテリアが求められる空間は、積極的に和風照明を取り入れましょう。
和モダンアイテム③アートパネル
和モダンなアートパネルは設置が手軽ながら、1枚でオフィスに和モダンの雰囲気を取り入れられる美術品です。
アートパネルは作品をフレームに入れないことで、立体的な装飾を楽しめます。
日本古来の文様や、縁起が良いとされる山や動物などが描かれたアートパネルは、見た目の美しさだけでなく商売繁盛などのゲン担ぎとしても人気です。
和モダンインテリアのアクセントにするなら、30~60cmの小さいサイズのアートパネルを設置しましょう。
アートパネル自体をインテリアの主役とするなら、1mの大型サイズを取り入れてみてください。
導入しやすく取り外しも容易な美術品のため、季節や模様替えに合わせてさまざまなアートパネルを設置してみてはいかがでしょうか。
和モダンオフィスに合うアートパネル3選
和モダンのインテリアにおすすめしたい、オフィス向けの和風アートパネルを紹介します。
和モダンアートパネル①彩季文(さいきもん)
参考:龍村美術織物
豊穣の風景を思わせる和風アートパネルです。
彩季文は豊かに花や草木が生い茂った様子を描いており、赤、緑、黄色の3色で配色された個性的なカラーリングが特徴。
1枚で空間全体に彩りを与える、存在感ある作品です。
和モダンアートパネル②菊もみ
参考:龍村美術織物
「菊もみ」は放射状のデザインを取り入れたアートパネルです。
こちらのデザインは織物としては規則的に織った上で、不規則性なモチーフを表現しています。
見るたびに新しい一面を発見できる味わい深さが魅力。
シンプルで落ち着いた色合いは、部屋のインテリアを邪魔せず品格をさり気なく高められます。
和モダンアートパネル③敷松葉(しきまつば)
参考:龍村美術織物
全面に朱色を使ったダイナミックなアートパネルです。
柄の由来は故事成語で、「山野に落ち葉が広がる中で晩秋の風情を感じる」というもの。
晩秋の風情を朱色で表現した、雰囲気のある作品です。
まとめ:上品で落ち着ける和モダンオフィスを作ろう
今回は、上品で落ち着いて過ごせる和モダンオフィスの魅力を紹介しました。
- 和モダンオフィスは社員の集中力やアイデア力を高める
- 社員や来客に癒しを与える空間になる
- 和モダンインテリアには和風アートパネルがおすすめ
和モダンは無機質になりがちなオフィスに、深い安らぎと上質で高級感を出せるインテリアです。
性別年代問わず居心地の良い空間は、オフィスで過ごす社員の心を落ち着けると同時に、インスピレーションを高める魅力もあります。
また、個性的なオフィスとして来客からも好印象を得られるメリットも。
気軽に和モダンのテイストをオフィスに取り入れるなら、和風アートパネルを飾りましょう。
1枚設置するだけで、個性的でありながら洗練されたオフィス空間を演出できます。